潜在層のエンジニアへのアプローチが課題

ーーTECH PLAY導入前にもウェビナーを開催されていたとのことですが、どのような施策を行っていたのでしょうか?

尾島:これまでは主に200名規模のウェビナーを定期開催していました。また、TECH PLAYの導入を検討し始めた頃は、マーケティング人員の強化や各施策の練り直しを行い、数百名以上の中規模企画にも着手し始めたタイミングでもありました。

primeNumber TECH PLAY導入前のウェビナー施策について語る尾島氏

ーーTECH PLAY導入検討に至った理由を教えてください。

尾島:弊社が扱っている「trocco®」は、データ基盤の整備や運用の自動化を行うクラウドサービスです。ユーザーは、データエンジニアやデータアナリストですが、一方で、ビジネスサイドもターゲットに含まれます。「trocco®」の機能的な特徴云々の前に、そもそも「trocco®」で解決しうる課題が生まれるのがビジネスサイドであるケースが多く存在するためです。

そして、ウェビナー等のイベントでは、ビジネスサイドとエンジニアサイド、さらに潜在層向けと顕在層向けでそれぞれ別のアプローチが必要です。やはりどの層をターゲットにするかによって、企画テーマや話の粒度も変えなければならないからです。

これまでも弊社でウェビナー等のイベントは開催していたのですが、参加者の属性としては、そもそもprimeNumberや「trocco®」に認知がある顕在層がメイン。それ以外の、弊社がアプローチしきれない潜在層向けの企画はまだ数としてはそこまで多くありませんでした。

しかも潜在層で、さらにエンジニアサイド向けとなると、企画のハードルも上がりますし、協業できる媒体も急に少なくなってしまうのです。

ターゲットにしたかった潜在層×エンジニアサイド。ここにアプローチできるコンテンツを作りたく、TECH PLAYの導入を検討し始めました。

エンジニアが「次は登壇したい!」と思えるウェビナーを目指す

ーー他にもウェビナーサービスがある中で、TECH PLAYを選んでいただいた決め手は?

尾島:TECH PLAYの存在は以前から存じ上げていたので、認知度への信頼は大きくありました。TECH PLAY内のランキング上位の視聴申込数や開催グループのフォロワー数などから見ても、エンジニア層かつアクティブユーザーがしっかりいそうだとも感じ、弊社単体の発信では届かなかった層にも広くアプローチできるのではないかという期待がありましたね。

やり取りをする中でのご提案内容も素晴らしく、エンジニアの思考やニーズに寄り添った企画を提案いただけたため安心してご一緒できると感じ、採用に至りました。

そもそも私たちマーケティングチームとしては、リード獲得数や商談化数など開催イベントにより達成しなければならない定量的な目標があります。なので、コンテンツもその趣旨に沿った方向性にしなければなりません。ただ、極端に言えば社名やプロダクト名を闇雲にアピールするような手段では視聴者の心に刺さるものにできません。つまり、ブランドリフト効果も限りなく薄くなることが想定され、本質的ではありませんよね。

そういう意味でも、視聴者にしっかり満足いただけるイベントにしたい、人だけ集まってもお互いに有益な場でないと意味がないとも思っていて。TECH PLAYは、こうした方針もご理解の上、どうバランスを取っていくかの検討も伴走していただけたので、安心して取り組みを始めることができました。

塚本:また弊社の場合、もともと「Data Engineering Study」というコミュニティは存在していました。データエンジニアの方向けに情報発信を行っているのですが、ここはあくまでコミュニティなので、あまり自社プロダクトを押し出したくないという考えもありました。

なので、コミュニティと差別化できるウェビナーを開催したいと思っていて。TECH PLAYはそこに合致したと感じています。

primeNumber Data Engineering Studyコミュニティとの差別化について語る塚本氏

ーーTECH PLAYのウェビナーの目標や期待値は?

塚本:3回とも、最低集客目標は500名に設定していました。これは弊社主催の他のウェビナーと比べても比較的高い目標値です。ただし、数だけではなくて「どういう人に来てほしいか」も大切にしていました。きちんとデータエンジニアに届けることを目標にしていましたね。

また、これは弊社特有の考えかもしれないですが、「次はprimeNumberのウェビナーに登壇したい!」と思ってくださる参加者を増やしたいと考えています。データエンジニアの憧れの場となるイベントになれば、いちセミナー視聴者が次は自分が話をしたいという好循環が回り始めると期待しています。弊社のプロダクトのファンがセミナー登壇することが、なによりもプロダクトの魅力を伝える手段になると思っています。

魅力的な登壇者&コンテンツで、合計2800名の集客を達成

ーーTECH PLAYのウェビナーを開催して得られた成果は?

塚本:定量的な成果だと、第1回で800名、第2回で500名、第3回で1500名の集客がありました。これはTECH PLAYの中でもかなりインパクトがある結果とお伺いしていますので、視聴層と企画が非常によくマッチしていたと考えています。

また定性面での大きな成果として、やはり弊社単体では訴求できない方にきちんと訴求できた点は大きかったです。TECH PLAYのウェビナーには、弊社と過去につながりがなく参加してくださった方の割合が多かったのです。まさに、弊社がアプローチしたかった潜在層を発掘できたと感じています。

ーー定量的にも定性的にも大きな成果を得られた理由はどんな点にありますか?

塚本:データエンジニアの方に刺さるコンテンツを発信できていた点だと思います。我々マーケティングチームは、どちらかというとビジネスサイドの知見を持つメンバーが集まっています。なので、ビジネスサイド向けのコンテンツ設計は得意でも、データエンジニア向けのコンテンツ設計のリテラシーは低くなってしまうということがありました。そこをTECH PLAYにお手伝いいただき、きちんとデータエンジニアに喜ばれるイベントにできたことで、成果につながったと感じています。

ーーTECH PLAYの企画力や運営力などで、良かった点はありますか?

塚本:毎回、イベント趣旨に沿った内容をしっかりお話いただける方を登壇者としてアサインいただけた点は、素晴らしかったです。イベントを設計する際、登壇者の調整が最も大変なポイントでもあると感じるので。

尾島:「どの方に登壇いただきたいですか?」というご提案からの決定率の高さはTECH PLAYならではですよね。登壇者の方々と接点を持ち、丁寧なアプローチをしてくださっているのだろうと思いますし、登壇者様と強い信頼関係があるのだろうなと想像します。弊社としても安心してご依頼できます。

塚本:また、イベント終了後の振り返りをしっかりとして下さる点も良かったですね。イベントへの満足度や、お客様からの反応、目標達成度など、丁寧にヒアリングしていただけました。そうやってイベント企画中から開催後まで伴走してもらえたことはありがたかったです。

少数精鋭のマーケティングチームには、TECH PLAYがベスト!

primeNumber 少数精鋭マーケチームによるTECH PLAY活用について語る塚本氏と尾島氏

ーーでは、TECH PLAYに対する今後の要望なども教えてください。

塚本:やはり今後は弊社のプロダクトである「trocco®」をもう少しアピールしたウェビナーを一緒に企画いただければと考えています。primeNumberという会社もプロダクトも、まだまだこれから知名度を伸ばしていきたい段階です。名前の訴求と同時に、しっかり弊社のプロダクトの魅力が伝わるイベントの企画をしていくことを、私も意識していこうと思っています。

ーー今後の貴社のイベントマーケティングの目標や展望を教えてください。

塚本:まずはコンテンツの種類をたくさん増やしていきたいです。TECH PLAYを始め、まさに増やしている最中なのですが、規模感でイベントを区切るのではなく、課題感別のセミナーも増やしていきたいと考えています。

そして、これまでイベントに参加してくださった方が「何を求めていたのか」を改めて深掘りをする。例えばTECH PLAYで集客できた1500名の方の参加目的や課題感を理解できれば、同じ規模の集客を再現できると考えています。
また弊社では、エンジニアもイベントマーケターも絶賛募集中です。ウェビナー開催はブランディングにもつながるはずなので、TECH PLAYきっかけで弊社に興味を持つ方が増えると嬉しいです。

実は、私がprimeNumberを知ったきっかけもTECH PLAYのウェビナーなんです。第1回「波乱万丈伝から学ぶ!成長企業におけるデータマネジメントの勘所」というタイトルに惹かれて参加していました。こうやって採用にもつながるんですよね。

ーーとても嬉しいです! では、どういう企業様にTECH PLAYは向いていると感じますか?

塚本:マーケティングを少数精鋭で行なっている企業には合っているのではないかと感じます。ウェビナーであれ、イベント開催には企画運営側に人数が必要です。自社だけで行う規模にはどうしても限界があると思います。弊社も少数部隊のマーケティングチームです。TECH PLAYにサポートいただけたからこそ、1000人規模のイベントが開催できました。